2015年 05月 19日
マユミの木の下で |

マユミの木の葉うらで、イモムシが寄生バチに産卵される場面を見ました。
イモムシはミノウスバというガの幼虫。しま模様のバナナみたいなかわいいコ。
ハチは、ミノウスバ トガリ ヒメバチという寄生バチのようです。
卵を産み付けられたイモムシは、もう「生きるしかばね」。
かわいそうに。君はもう、しんでいる・・・。
でも、ヒメバチにしてみれば、子孫を残すために当然のことをしてるだけ。
命の仕組みが、そういうふうにできているから。
毎春、大発生するミノウスバは、マユミの若葉をほとんど食べてしまいます。
マユミにしてみれば、ヒメバチは積年の恨みをはらしてくれる必殺仕事人?
ミノウスバとマユミとヒメバチ。それぞれが、自分の生を懸命に生きています。
マユミの木の下で、命をめぐるドラマをかいま見た午後でした。
by cryptomerian
| 2015-05-19 00:21
| 環境教育